お付合いを決める時の判断基準と結婚前提でお付合いを始める方法
■第4章 デートをする その5
お付合いを決める時の判断基準と結婚前提でお付合いを始める方法
◎理想の結婚相手3つの条件を設定してみる
これまでお話ししてきたように、「ピンときていなくてもとりあえず2回まで」と肩の力を抜き、同時進行で最大3人の男性とお食事に行っているうちに、自分に合う人とはどんな人なのだろうかということが見えてくると思います。
実際に何度かデートをしていくうちに、「こういう人が良いな」と思った条件を書き出してみます。婚活を始める前に、理想の結婚相手を書き出したり限定するのはやめましょうと、冒頭で散々言ってきましたが、このあたりからは、イメージを固めて行く段階です。
思い浮かぶ条件のうち、優先順位が高いものを3つ選びます。この3つは、時々修正したり入れ代わったりしていいのですが、婚活を始めたばかりの頃は、この3つの条件を常に念頭に置いて判断基準にすると、相談する人がいなくても、スムーズに婚活を進めて行くことができます。
3つの条件に設定する目安としては、年齢、身長、職業、性格など、おおざっぱなもので良いと思います。平均よりも理想が高めかもと思うものについては、条件として設定しましょう。例えば、年齢は年を重ねるごとに、結婚するカップルの年の差は開いていきます。30代後半の女性は一般的に40代の男性と結婚しますから、30代の年の近い男性がよいと思った時点で、平均よりは理想が高いことになりますから、条件の一つとして「30代の男性」と設定します。
また、女性は動物的感覚から潜在的に、身長が高い人とか肉体的にがっちりしている人に魅かれる傾向があります。20~40代の男性の平均身長は、171センチ程度なので、172センチ以上が良ければ、理想が高いことになりますので、条件の一つに「身長の高い人」と設定します。
それ以外の注意点としては、「~でない人」という表現を用いらないほうがよいです。「~でない人」とは、最低でも「~でない」という意味で用いているのだと思いますが、ここでは、理想を明確にしている訳ですから、最低限の話はやめましょう。
例えば「ギャンブルをしない人」ではなく、「金銭的に堅実な人」に置き換えたり、「浮気をしない人」ではなく、「隠し事をしない誠実な人」に置き換える。できるだけ、ネガティブなことに焦点を合わせるのではなく、ポジティブなことに焦点を合わせて考えるようにしましょう。
このように、様々な人とお食事デートしていく中で、現実として実感したことを踏まえて、理想の相手像を書き出していき、その中で優先順位の高い3つを決めておく。
そしてその条件3つに当てはまっていれば、前向きな素振りで2回はデートする。良い人だけど恋愛や結婚は考えられないなら、3回目は断ってOK。こんなマイルールを設定しておくと、くじけずに淡々と婚活が進められます。
気がない相手への断り方も、上手に傷つけないようにしたいところです。決まっているデートの約束があるなら、いったん体調不良で延期して、曖昧にして様子を見ます。1ヶ月以上連絡が来続けるなら、好きな人ができたと丁寧に短く伝える。断り方にその人の人格が現れますので、人格を疑われるような言い方をして、争いを引き起こさないように気をつけましょう。
このようなスタンスで、ひとまず難しく考えずお会いしていく。3回目までは、まだ好きか分からなくても、好意のある素振りを見せると相手が先に好きになってくれることがあるでしょう。
自分のことを良く思ってくれている相手に、自然と人は惹かれるものです。相手を警戒しているのに、それに気付かず、プッシュしてくる人は、鈍感で空気が読めないか、警戒されていても気にも留めないカラダ目的の人でしょう。
人は、自分に好意のある相手を自然と好きになるものです。好意は先に出しましょう!
今の日本の社会では、告白もプロポーズも男性からするのが通例です。もしあなたも、自分からではなく、男性から告白して欲しければ、させるように仕向けたり、しやすいように振舞ったりしなければいけません。
少し消極的な言い方をすれば、女性側は、好きになってもらった人の中からしか選べないのです。でも、それを逆に割り切って言い換えれば、「好きになってもらった中から選べばいい」。そうすれば、選ぶ権利は自分になる。
好きじゃない人から好かれると、気持ち悪いというのが女性の心理ではあるかと思うのですが、そのガードの固さが、素敵な人との接点も絶ってしまっているかもしれません。
可能性を広げるということを意識して、最初の10人位は気軽にデートしていきましょう。10人目に至る頃には、出会う相手選びを間違っていなければ、付き合っても良いかなと思う人が現れてくるのではないかと思います。
◎お付合いするかの判断基準
ある人と、何回かデートに行くうちに、「良いな」「好きだな」と思える人がでてきたら、その次はどうすればいいのでしょうか。
真面目に恋人探しをしている人なら、一般的には、3~5回目くらいのデートでお付合いの意思を伝えてくれるのが平均的。でも、人によっては、そんなに急に言われても、まだまだ全然決められないという気持ちであるも多いでしょう。
ある団体の意識調査によると、「何回目のデートで告白したいされたいですか?」という質問に対して、男女共に、1位は「3回目のデート」でした。一方で、男性の2位は「1回目」、女性の2位は「5回目」です。つまり、男性のほうが、早めに好きという感情になりやすく、女性は時間がかかるということです。
女性が「まだよく分からない」と思っているところに、男性からどんどんアプローチがくるというのが、よくある展開。そうなった時には、返事を待ってもらうのもよいでしょうが、「結婚はまだ分からないけれど、もっと知っていったら、先には考えてもいいかもしれない」と思えるのであれば、付き合ってみることをおすすめします。
その他の判断基準としては、「週に1回は会いたいと思うか」、「週に1回は誘ってくれるか」に確信が持てれば付き合ってOK。
また、告白の返事を待ってもらいたい時の伝え方としては、「私は10回くらいはデートしないと分からないと思っています」「お友達として3ヶ月は過ごしてからでないと分からない」など、回数や期間を数字で目安を提示することで、待つほうの気持ちも落ち着くものです。
もし、彼に決め手がない場合や、実は他にも気になっている人がいる場合には、返事を待ってもらっている間に、急いで比較対象を進めてみて下さい。決め手がないというもやもやは、放っておいても、ますますもやもやするだけです。
比較した上で、消去法を進めて行くと、自分で選んだという確信が持てるようになり、不思議と愛着が沸き、前向きな気持ちが持てるようになります。選択肢が与えられると、選ぶという能動性が加わり、「やっぱり彼のほうがいいな」と改めて前向きな気持ちで、選ぶことができるかもしれません。
やはり人は、自分で選んだものに価値を感じるものです。選ぶという主体性が自分の人生を切り拓く一歩目だと思って、決め手がなく迷ってしまった時には、他の選択肢を候補に入れるようにしてみて下さいね。
◎お付合いしたいのに相手の気持ちがよく分からない時
これまでは、相手が積極的に動いてくれた時のお話をしましたが、逆に、自分はお付合いしたいのに、相手がなかなかはっきりしてくれないこともあります。
そんな時には、デートをした回数で考えてみましょう。平均的には、3~5回目のデートで、告白やお付合いすることになることが多いです。ですので、5回以上デートしても何も進展がなければ、お友達止まりでしかないかもしれません。
または、2~3週間に1回しかデートできないようであれば、「嫌いじゃないけど、すごく好きという訳でもない」と思われているのだと思います。あるいは、他に本命がいると思ったほうが良いかもしれません。
ここは思い切って、6回目のデートくらいで、こう聞いてみましょう。明るい雰囲気で普通の会話の時にさらっと言います。「好きじゃない人ともデートすることある?」
「うん、あるよ。」と答えた場合、更にこう聞き返してみて下さい。「私とみたいに?」ここまで詰められたら、私に対してどう思っているのか、正直に話してくれるでしょう。遠慮せず、どんどん突っ込んで聞いてみて下さい。
「いや、それはないよ。」と言われたら、こんな風に返してみて下さい。「じゃあ、これはデート?彼女候補だと思っていいの?」という流れで、正式なお付合いに話を持っていければ、ハッピーです!きっかけは女性から与えても全然オッケーです!
でもそこで、「そうだよ、彼女候補だよ」と、ちょっといいことを言ってくれても、はっきりした「付き合う」という言葉がない限りは、キスしたり誘いに乗らないように気を付けて下さい。
女性慣れしている男性なら、これに付け込んで、どんどん体の関係を迫ってきたりするはずですので、自分で仕掛けた罠に自分でハマらないようにしましょう。
YESでもNOでもなく、「えーなんでそんなこと聞くの?〇〇ちゃんは?」と話をはぐらかしてきたら、彼にとってその質問はバツが悪いということです。
そこではっきりと、「私はないよ」と「真面目なタイプだから、今の関係って何なのかな?って聞いてみたくなっちゃって。」とはっきり伝えましょう。
このようにして、曖昧な関係をはっきりさせていっても良いのが、5~6回目のデートでしょう。一度、自分の気持ちを正直に穏やかに伝えて、当たって砕けてスッキリしてから、次に行きましょう!
聞きたいこと、言いたいことを言えない人生に、生きている喜びがあるでしょうか。もし、フラれてしまったとしても、一回り、いい女になった、という結果が残るだけです。「次はもっといい!」こう確信して前進あるのみです。
◎結婚前提のお付合いは始めが肝心
次は『結婚前提告白させる方法』についてお話しします。婚活を1年で終わらせるには、彼氏は結婚前提であることが大切です。結婚前提の彼氏とは・・・ 告白してくれたタイミングで、結婚を視野に入れたお付合いであることをお互いに確認し合っている状態のこと。
好きな女性の前では、どんな男性も真面目に見られたいもの。好きな女性を手に入れるためなら、多少のはったり的な約束はしてくれるはず。結婚前提の約束は、最初ははったりでも構わないのです。
一度口にした約束をゆっくりとイメージさせてあげてお付き合い中に誘導すればいい。第一、本当に結婚したいかどうかなんて、お互いにまだ分かりませんからね。
それを踏まえた上で、彼が普通に「お付合いして下さい」と告白して来たら、結婚前提を言わせるために、こう答えてみて下さい。
「私は真面目だから、好きになるとすごく好きになっちゃう。だから、結婚を考えられるくらいの人じゃないとお付合いしないようにしているの。」と、「お付合い」と引き換えの交渉のカードを切る。
これくらい、言ったって大丈夫。彼はその代わりに、好きな子といつでも体の関係になれる権利が得られるのだから、妥当な交渉のカードです。半分ははったりでも構わないし、考えてもみなかった結婚について考えるきっかけになるくらいで十分です。
でも、彼を好き過ぎたり、一緒にいて緊張する人なら、こんな交渉できませんよね?大好きな人と結婚する秘訣は、お付合いする前の段階から、好き過ぎないという事です!そこをみなさん勘違いしています。
初対面やお見合の段階では、女性は何とも思っていないことのほうが多いのです。でも、男性は違います。やっと見つけた最高の女性だと初めから気が付いています。
ある団体の意識調査では、既婚の男性へのアンケートで、「今の奥さんといつ結婚すると思うようになりましたか?」という質問に対して、なんと4割もの方が初対面と答えています。少なくとも、付き合い始める時点で、結婚を意識していたそうです。
これが20代だったらそうとも言い切れないでしょうか、30才を過ぎたら、結婚を意識したお付合いなのかそうではないのかは、ほとんどの人が考えて行動しているでしょう。お付合いを始める時、つまりもう少しで彼女を手に入れられそうなタイミングが、彼の気持ちにスイッチを入れる絶好のタイミングです。
この時に、期間を聞かれたら、「1年後くらい」と答えておくのが、男性を焦らせ過ぎない妥当な期間かと思います。もう少しやんわり言うのであれば、「結婚」ではなく「一緒に住みたい」という言葉に置き換えると、彼の心に伝わりやすいでしょう。結婚と言われると最後通告のような気がしてして逃げたくなりますが、「好きだから一緒に住みたい」という気持ちは健気で受け止めてあげたくなります。きちんと結婚を考えられる真面目なお付合いができるかは、女性側でレールを敷いていくことが大切です。
◎お付合い初めの振る舞い方
今日は、お付合い初めの2週間での振る舞いかたです。付き合いたてほやほやの時期は、頻繁な連絡でも嫌がられない貴重な時期。この時期に、たくさんラブラブメールや電話をして、いっぱいいっぱい感を与えます。相手がびっくりするほどでもOK。
カップルだけでしか使えないかわいいラブラブLINEスタンプをダウンロードして実装しましょう。
LINEやメールが苦手な人は、恋愛の進展がとても遅く「鉄が熱い時期」を逃しがちです。妙に冷めた心は、無駄に幸せを遠ざけます。きゃぴきゃぴるんるんを演じて何が悪いんでしょうか。ふたりは相思相愛なのです。彼氏からのLINEがあったら返す程度のリアクションでは、進むものも進みません。
早くプロポーズまで持って行きたいなら、「彼女は僕のこと本当に好きなんだな」と自信を持たせなければ、スピードプロポーズはありません。
2~3日に1回LINEして、週に1回デートするかしないかくらいで、彼に結婚を迫っても戸惑ってしまうだけです。「彼女は僕のことが好きというより、結婚そのものがしたいだけなのでは?」と、引かれてしまうことも。
だから、最初の2週間くらいは、ちょっと大袈裟でも、好き好きアピールを見せて行きましょう!「今日はこんなランチ食べたよ」「夜はこんなご飯作ったよ」次はこんなところ行きたいな」「この前言っていたアレそういえば」というマメなLINEと共に、ハートのかわいいスタンプ。
そうこうするうちに、そのうち相手もこちらのペースに合わせてきて、連絡が頻繁になってきます。そうしたら、彼がこちらのペースに巻き込まれている証拠。
でも、そこでもう一手。しばらくしたら、頻度を落としてみましょう。彼はホッとすると同時に、「連絡ないな」と気にかかるようになる。ある意味、中毒状態になっていたのです。この禁断症状を時々味わっていただくことが、関係進展のスピードアップに繋がります!
あくまでも、相手の様子を見ながらにして下さいね。どれくらいの連絡の頻度が、お互いにとって心地良いのか、これまでのデートで聞いているはずです。もしまだ聞いていなかったら、聞いてみるようにしてください。
自分が普通と思っていることが、相手の普通ではない、と気を付けるようにしておくことが、パートナーシップを築く秘訣でもあります。ラブラブだから何でも許せる、という時期が過ぎれば、途端に関係破綻してしまうのは、避けたいですよね。
◎1年後のプロポーズを目指してゆったり構える
順調なお付合いがスタートしたら、ここからは焦らずに、じっくりと構えましょう。本来は、週に2回程度会えていることがスピードプロポーズの前兆ですが、週に1回、週末にデートできていれば良しとしましょう。
外食でいつもご馳走になってばかりということにならないように、たまにはご飯を作ってあげたり、お弁当を持ってハイキングに行くなど、結婚後がイメージできることもしてみましょう!
注意点としては、合鍵を渡して、半同棲のように、身の回りのことをなんでもしてあげるというのは、少し考え物。個人としてのけじめをつけながら、地に足をつけて、お付合いしていきます。
1年後にプロポーズしてもらうためのお付合い方法については、このレクチャーとは別冊で続きをお話しします。結婚前提彼氏ができたら、是非、改めて、続きをお読みくださいね!
次は
第5章 うまく行かない時 その1 メゲそうになっても立ち直れる考え方~どんなにやる気があっても3ヶ月でやめたくなる