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結婚したくて何が悪い?結婚願望を隠しているからいつまで経っても幸せになれない

■第1章 心の準備 その2 
結婚したくて何が悪い?結婚願望を隠しているからいつまで経っても幸せになれない

 

◎結婚願望は全面に押し出すべき?

 

いくら結婚したいからと言って、結婚願望を表に出し過ぎるのは逆効果なのでは?と疑問に思った人も多いと思います。「結婚、結婚!」とガツガツすると上手くいかない、ナチュラルな志向の時こそ上手く行くという意見もあると思います。

たとえば、お洋服がほしいなと思って、ショッピングに出かけたとします。「こういう服がほしい」とイメージしていた時に限って、よいものは見つかりません。でも、ただウインドーショッピングをして何も考えていない時に、お気に入りが見つかることはありませんか?

それは、イメージが限定され過ぎていなかったから、現実的に目の前にあるものの中から選べたということなのです。これを婚活に当てはめると、婚活を始める前から、結婚相手像を限定し過ぎると、なかなか相手が見つからないということになります。

相手像をイメージするのは、もっと後で構いません。初めは、身構えずに、色々な人に会ってみましょう!お洋服を買いに行くときのウインドーショッピングと同じ感覚です。いつも行くお店だけでなく、違うお店にも思い切って飛び込んでみたら、思いがけない掘り出し物があるかもしてません。

一方で、婚活を始める時に、まずは「理想の相手像」を書き出すワークを推奨する婚活アドバイザーもいます。ですが、私はそれはあまり意味がないと思っています。実際に、ないものねだりの羅列になっている人が多いからです。

まだ誰にも会っていない状態で、「架空の理想」を作り上げるのは、自分で可能性を狭めてしまうこともあります。それよりも、実際の出会いが始まってみて、実在する男性と相対してから感じる感情を元に、理想を書き出していったほうが現実的で賢明です。

「結婚にガツガツすると上手く行かない」とは、理想を掲げ過ぎている状態のことで、結婚願望を隠して男性と接することとは違います。出会ったばかりの男性に、理想の男性像を並べ立ててしまえば、引いてしまいます。

でも、「私に結婚願望がある」こと自体が、相手に迷惑をかけるでしょうか?むしろ結婚願望を恥ずかしがらずに、婚活していることを隠さずに、本音で人と話せるという事が、素直で魅力的に見えたりもします。

そもそも、半年で婚活を終わらせたいと思うのあれば、結婚願望のない男性と付き合ってしまうと本当に難しいです。結婚願望のない男性を結婚する気にさせるのは至難の業で2~3年はかかります。彼氏さえできれば結婚になるわけではないのですから、まずは好きになる人を自分の責任で選びましょう。

彼氏のせいで私の婚期が送れたと言いたくありませんよね。せっかくの人生を素敵に生きて行きたいなら、人のせいにしない人生を歩みたいもの。あくまで素直に、結婚願望は表現することで、同じ気持ちの人が引き寄せられてきます。「婚活が恥ずかしい、、、」と心のどこかで思っているのであれば、「結婚したくて何が悪い!」と開き直るくらいのマインドの強さで行きましょう。

 

◎男女のパートナーシップの秘訣

仕事や勉強は、自分ひとりのものなので、目標を掲げて頑張れば、自分次第でどうにでもなります。一方、恋愛は、相手ありきのものなので、目標や理想を掲げるほど、押しつけになってしまうのです。

恋愛ほど、この世で思い通りにならないものはありません。相手あってこそだからです。あらゆるコミュニケーションの中で、恋愛におけるコミュニケーションが最も難しいと言われています。職場でのコミュニケーションは広く浅く、友達とのコミュニケーションは同性なので考えていることが分かりやすい。

一方、異性の考えていることや、異性の喜ぶことって、分かりにくいですよね。昨日までは仲良く過ごしていたのに、明日には急にフラれてしまうことだってあります。もし、失恋すれば、仕事が手につかなくなるくらい、落ち込むかもしれません。自分のすべてを否定されたかのような辛い気持ちになってしまいます。

同じように、結婚してからも思い通りにはいきません。婚活なんかの比ではありません。結婚生活は、考え方が違うもの同士で、全く新しい価値観を築いていくことの積み重ねです。

あなたのご両親も、初めから今のような素敵な関係を築いていたわけではないと思うのです。何年もかかって、2人で1つの価値観を作り上げました。

「結婚」とは、他人の価値観を受け入れること。婚活は「理想のパートナー」を見つけるための「宝探し」ではありません。本当に自分に合う相手はどんな人なのなのかを探す「自分探し」なのです。

他の「婚活マニュアル」に書いてあるような、理想のパートナーの書き出しを、最初の時点でする必要はありません。それは、おいおい、何人かの男性とデートするようになってからのステップです。その中で、自分に合うのはどういう人なのか、今いちどよく振り返る。

ときめくような素敵な男性が、理想の結婚を叶えてくれる相手ではないと気づくこともあります。「かっこよくて、背が高くて、面白くて、スポーツマンで、オシャレな」男性が、「誠実で、おおらかで、家族思いで、優しい」人であるかどうかはわかりません。

むしろそういった『クラスの人気者』的な男性が、浮気もせず誠実であるかは、実際の身の回りの男性たちを見れば、それが夢でしかないことがわかるかもしれません。

そして、万が一、そういう人がいたとしても、彼が自分を選ぶかといった現実的なことも考えなくてはなりません。少し厳しい言い方ですが、今まで彼らとお付き合いできなかった理由は、選ばれなかったからに他なりません。

では、本当に自分に合う相手を見つけるための「自分探し」とは、いったいどうしたらよいのでしょうか。次章で説明していきます。

 

次は
その3 婚活は相手探しではなく自分探しの旅~理想のパートナーを書き出すより大切なこと

 

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