安価な婚活「婚活パーティー」~マッチングしても交際に繋がらないのはなぜか
■第3章 実際に出会う その3 安価な婚活「婚活パーティー」~マッチングはしても交際につながらないのはなぜか~
◎婚活パーティーの選び方
やっぱり婚活アプリは怖いし、顔が見えない出会いは警戒してしまう…という人は、次のステップの婚活パーティーをおすすめします。
婚活パーティーを中心に婚活をする人は、最初の1ヶ月は、最低週に1回は行きましょう。パーティーは1~2時間で終わるものばかりですので、休日の負担もさほど多くないはずです。
例えば、土日休みの人であれば、お昼は婚活パーティーに参加、夜は飲み会、というようなダブルヘッダーもぜひこなして下さい。就職活動ではこれくらいできていたでしょうから、婚活でだってできるはず。
婚活パーティーは、年齢層や職種でセグメントされています。年齢幅や価値観の近い人が集まるように、あらかじめ業者側がテーマを決めてくれています。
そこで重要なのは、自分が出会いたいタイプの異性がいそうなテーマの婚活パーティーに行くことではないのです。それよりも、同性の女性同士の中で、自分が有利なものに行くことのほうがもっと大事。男性の年齢層が高めだなと感じても、同じ女性の中で、自分が一番若くなりそうな場所に行くのが賢い方法。
婚活パーティーというのは、一番人気同士がくっついて終わるだけの、非情な実力社会です。女性は一番若くてニコニコしている人、男性はおもしろくて爽やかな人同士がマッチングします。
どんなにイケてない男性でも、一番若くて美人に果敢に投票します。たった一人に票が集中するのが、婚活パーティーというもの。女性の集団の中で、見劣りしているようでは、何回参加しても、マッチングにはならないのです。
参加するパーティーを選ぶときには、出会いたい男性がいそうなものに参加することよりも、女性の中で一番になれそうなものを探して参加することです。テーマは偏らず、毎回異なるジャンルのものに参加して下さい。そうすると、自分の交友関係の中だけでは出会えない様々な人と出会えます。
◎婚活パーティーでするべきこと
異性が目の前にぐるぐると回ってくるタイプのマッチングパーティーのことをお見合回転寿司と言ったりもします。数分毎に、隣の席の男性が回ってきて、総当たりするのですが、1周終わる頃には、誰と何を話したかなんて覚えていないものです。
ですので、配布されたメモに相手の名前と特徴とを書いておきます。好感度レベルも5段階評価にして数字を書いておくと後で参考になります。数字であれば、そのメモをうっかり見られても、失礼なことはあまりないかと思います。
うまくメモを取りながらパーティーを乗り切ることができるようになるのは、参加3回目くらいからなので、これも慣れが必要です。初参加から1〜2回目は、何が何だかわからないまま、圧倒されて終わってしまいます。
そして、最後のマッチングでは、ちゃんと1~3人名前を書いてください。女性の半分以上が白紙で投票します。その人と付き合うかどうかよりも、1回くらいお食事に行っても良いと思うか程度のジャッジで十分。
もし本当にいい人が全くいなかったとしても、その人のお友達に良い人がいるかもしれないと思って、ノリのいい人とマッチングして、飲み会に持って行くのも一つの手です。
婚活パーティーに行った際に、自分にノルマを課すのも大事なことです。深く考えず、ノルマを達成するだけだと考えれば、気が楽になります。
例えば、必ず3人はマッチング用紙に名前を書く、毎回最低1人の男性と1度はお食事に繋げる、次にデートできた場合には、自分の第一印象を思い切って聞いてみる。「この人とはないな」と思っていても、一度くらいはお食事に行ってみて下さい。その人から、自分の印象を聞き出したり、良いところ悪いところ、率直な意見を男性目線で教えてもらうという貴重な体験に繋げて下さい。
パーティーに「婚活」という冠がつくと、より真剣な出会いの場となります。友だちの紹介とは違って、見ず知らずの男性の目はシビアです。年齢や条件で切られてしまうようなショックな現実を知ってしまうこともありますが、「結婚を前提にお付き合い」というスピード展開もあり得るのが、婚活パーティーのよいところでもあります。
ですが、婚活パーティーを中心に婚活をしている人にとっての最大の悩みは、『マッチングしても次につながらない』ということ。
ライン交換して、少しメッセージのやり取りはしたり、1~2回食事に行ったりするものの、いつの間にか自然消滅になってしまうことがほとんどです。
その原因は、連絡の頻度に問題があることが多いかもしれません。お互い忙しい社会人同士。忙しい日についつい返信をし忘れている間に、どちらからともなく、連絡をしなくなってしまう。
「いまさら返信してもな、、、あちらもたいして自分のこと気に入っているようにも思えないし。」というような妙に冷めた心理状態になってしまうのが、婚活パーティーで出会った相手への温度感というもの。とは言え、まだ付き合っていない人ではありますが、よそよそしい態度では、誘うほうも気が引けてしまいます。
男女の恋愛関係では、男性がオファーする立場であることが鉄則。だからこそ、「この子は誘ったら断らないでデートに来てくれるだろう」といかに思わせられるかが、最初の段階では最も大切です。
相手の恋愛温度を上げてあげるために、女性側からまず、誘いやすいムードを作ってあげましょう。マッチングしても、次回のデートに繋がらないという悩みは、これだけで解決することがほとんどです。
マッチングした後は、基本的には、ラインで恋愛感情が育まれていきます。ライン上手になることが、実は、恋愛上手になる秘訣なのです。
ラインというのは、メールではなく、「会話」です。ラインだと、なぜか妙に仲良くなったように気になって、言葉遣いも気軽になりますよね?1通1通が長いと、メールなら重くないのに、ラインだと重く感じる。返信が遅くても、メールなら気にならないのに、ラインだと冷たく感じる。
これは、ラインが会話であることの何よりも証拠だと思います。相手からラインが来たら、すぐに返すようにしましょう。会話のキャッチボールが、タイムラグなく、ストレスなく成り立つと、男性は妙に「この子とは気が合うな」と思います。
昔の婚活本には、メールの返信はできるだけ遅らせて、相手をじらす、というテクニックも書いてありましたが、このラインの時代になってからは、そのルールは時代遅れです。何でもかんでもスピーディーに進んでいきます。
出会いそのものが少なかった時代は、それでよかったのかもしれません。ですが、アプリやパーティーなど、出会いを求めればいくらでもあるこの時代、「今日の子がダメなら、明日の子がいる」という心理状態に陥りやすいのが現状です。
「次がある」という心理状態の人に、返事を遅らせてじらす作戦は通用しません。連絡の頻度が少ない人や、スピードが遅い人は、自分の魅力が多い少ないに関係なく、チャンスを逃しているので、気をつけましょう。
恋心が生まれるその前から、少しだけ、思わせぶりなラインを送る。ほんの少しだけで十分です。そうすれば、相手はあなたをデートに誘いやすくなります。
マッチングしても、次に繋がらないという人は、自分のラインコミュニケーションが淡白すぎないか見直してみましょう。
次は、お見合婚活について解説します。
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第3章 実際に出会う その4 高価な婚活「お見合婚活」~結婚相談所でも結局は恋愛力が決め手