無料の婚活「婚活アプリ」~簡単に出会えて彼氏はできるが結婚に至るのは至難の業~
■第3章 実際に出会う その2 無料の婚活「婚活アプリ」~簡単に出会えて彼氏はできるが結婚に至るのは至難の業~
◎婚活サービスの選び方
もし、飲み会は得意ではないし、機会もないということであれば、先に説明した飲み会婚活は難易度が高いので、飛ばして構いません。あくまでウオーミングアップです。
飲み会婚活は、婚活業者を使いたくない人向けの婚活方法です。婚活業者を使っても良い人は、次の婚活アプリに進みましょう。
さて、とにかく、色々な人と会ってみましょうと言うことをお話してきましたが、具体的にはどうすれば、出会いの数を増やすことができるのでしょうか。これまで、お友達の紹介や飲み会・合コンについては解説しました。
婚活は大きく分けると2つに分かれています。1つは、自分の力で開拓する友人の紹介、もう一つは、人脈に頼らず婚活サービスを利用することです。友人の紹介で飲み会や合コンに行く婚活が、自分には合わないと思ったら、婚活サービスを検討してみましょう。
婚活サービスは、大きく分けると3種類に分かれています。気軽な順に、「ネット婚活」→「婚活パーティー」→「お見合」と3段階になっています。
ネット婚活とは、近年では、「婚活アプリ」が主流となっていますので、この後は、ネット婚活このとを婚活アプリと表現していきますね。
この3ステップは、婚活を意識する人がたどる変遷でもあります。
まずは気軽に婚活アプリから始めて、やっぱり、ネットは怖い、という経験をした後、今度は、顔が見えてフィーリングで相手を選べるパーティーに流れる。それでも、なかなか結婚に結び付かないという経験を繰り返して、お見合にたどり着くという一連の流れです。
年齢層も徐々に上がっていき、「婚活アプリ」は、恋人探しを意識した20代、「婚活パーティー」は30代前半、「お見合」は30代半ば以降といったところでしょうか。
◎安くて気軽は果たしていいのか?婚活アプリの注意点
ですので、みなさんも、婚活アプリくらいはもしかしたら試したことがあるかもしれません。ですが、恋愛に奥手な人にとって、婚活アプリはなかなか難しいと思います。ここでは、なんのルールもない自由な世界なので、相手選びの判断能力がまず大切です。
それとやはり、実際に会えるまでは、何度もメールでやり取りをしますので、メール無精の人や、文章から相手の気持ちを読み取るスキルや、期待させたりするようなテクニックを持っていないと、実際に会うに至りません。
デートして恋人っぽくなったとしても、まだアプリの中には、たくさんの異性がいますので、ひとりに絞り込めないことも。本当に付き合っているのかも曖昧なままになってしまうことも多い。仮に付き合えたとしても、相手に結婚願望はあるのかなど、自分で確認しなければいけないことがたくさんあります。
もちろん、婚活アプリで結婚したクライアントもたくさんいますが、実感としては、「時間をムダにしやすい」ということです。なんとなく連絡を取り合っている人が数人いるだけで満足してしまいがちだからです。
それに、なにより重要なのは、アプリで出会った人と付き合うことになった時に、きちんと退会してくれる人なのかは大切です。絶対に曖昧にしないようにしましょう。
一度でもアプリを試したことがある人は、登録すればいくらでも出会いがあることを知っていますし、また登録する可能性がとても高いです。それくらい、婚活アプリには、依存性もあります。出会った相手と真剣なお付合いになる時には、十分に相手の気持ちを確認しましょう。
婚活アプリでは、様々な恋愛テクニックを使わないと、なかなか結婚には至りにくいので、おすすめするわけではありませんが、とにかく気軽で安価。女性は無料で登録できますし、放っておいても、男性から「いいね」というオファーが毎日来ます。
婚活アプリでは、異性の顔写真が画面いっぱいに表示されて、人差し指一本のスクロールで次から次に無限に写真が現れてきます。ですので、外見で相手を選びがちなのも、アプリの特色です。
このように、相手の条件と写真がずらっと陳列されて表示されるようなタイプの婚活方法では、何を基準に相手を選んでいいのかが分からなくなってしまいがちです。恐らくは、年齢と顔の雰囲気しか目に入らないのではないでしょうか。
条件と顔だけでお相手を選ぶことは不可能ですから、様々な条件の人と、会えるだけあってみたらいいと思うのです。年齢も、3才年下から、上は10才年上位までが常識的な範囲だと思います。SEさん、営業マン、銀行員、商社マン、公務員、自営業などなど、色々な職業の人もいると思います。
マッチングしなければ会うどころか、メッセージのやり取りもできませんので、マッチングしやすくするために、自分の写真も3枚以上は掲載して下さい。アップで顔がはっきり写っているものが2枚と、全体のファッションの雰囲気が分かる写真1枚です。
ペットの写真や、ラテアートの写真、スノーなどの加工写真を載せている女性が多いのですが、男性に聞いたところ、「そんなものより、顔を載せて欲しい」という意見が多数です。
また、婚活アプリでは、登録した瞬間から、「いいね」というオファーが相次ぎます。まずは、気軽にメッセージしてみることから始めましょう。とにかく動きが多いのがアプリの特徴です。ちょっとメールしてレスがなければ、すぐに次に行こうという気になってしまいます。
ポンポンとメッセージのやり取りができる相手を、男性は「気が合う」と思うようですので、もったいぶらずに、相手と同じくらいの長さのメッセージをすぐに返すようにしましょう。
5~6メッセージを往復すると、「会いませんか?」というお誘いが来るのが一般的。まずは気軽に食事の約束をしてみて下さい。ドライブや映画など、長時間の約束ではなく、ランチなどの1~2時間の約束でいいでしょう。
婚活アプリは、いわゆる出会い系の延長です。ですが、昔ほど怖いものではないですし、若者の3割は、何かしらの婚活アプリに登録していると言われていますから、一度はやってみても良いかもしれません。
「ネットの出会いは信じられない」と女性は思う人が多いですが、男性だって同じ気持ち。男性も女性も、顔が見えない出会いに警戒心を抱いているのです。だったら、どちらかが先に警戒心を解いて(解いたふりでも)接しないと、全く進展しません。
もし、婚活アプリに登録してみるなら、以下の点に気を付けて、自分から警戒心を解いて接すると、メッセージのやり取りだけでなく、実際に誘われやすくなります。
【婚活アプリで実際に出会うための10のポイント】
- 「いいね」が来たら1時間以内に「いいね」を返してマッチング成立させる
- 相手から初回のメッセージが来たら、相手より1~2行多く返し、掲載されている写真にまつわる質問を入れる。
- 相手からのメッセージには、2~3時間以内で返信する。
- 22時過ぎたら、「夜分遅く申し訳ございません」と入れて、常識的な人という印象を持たせる。
- 追加の顔写真を2枚ほど個別に送る。(かわいく撮れているものや笑顔のものに限る)
- 自分からはデートに誘わない。あくまで誘わせてオッケーを出すのは女性側。
- デートに誘われたら、ドライブやカラオケなど、個室になるようなものは避けて、食事だけにする。
- デートの約束をしたら、ライン交換する。(相手から言われるまでは現状維持)
- まだ付き合っている訳ではないのであくまで礼儀正しくラインする。
- 相手の警戒心を解くようなかわいいスタンプを送り、会う楽しみを持たせる。
実際にデートに至るまでのステップを間違えなければ、何人かの人とすぐにデートできるはずです。メッセージの段階で、変だなと感じたら、返信しなければ良いだけですから、後腐れもありません。
婚活サービスの種類の中では、最も男性比率が多いのが婚活アプリです。アプリの業者にとっては、女性が商品で、男性が購買者です。女性は無料ですが、男性は月額3000円以上はかかります。
ですので、女性は何もしなくても、男性からの「いいね」が毎日来ます。待ちの体制でも十分、婚活ができるので、最もラクな出会いの方法です。
ラクに出会えますが、結婚に持って行くには一番難しいですから、本当に自分に合っているのか、よく考えてから踏み込んでみて下さいね。とりあえず彼氏ができればいいという気持ちの方は、婚活アプリが一番ラクでしょう。
次は、婚活パーティーについて解説します。
次は
その3 安価な婚活「婚活パーティー」~マッチングしても交際につながらないのはなぜか~