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婚活は相手探しではなく自分探しの旅~理想のパートナーを書き出すより大切なこと

■第1章 心の準備 その3 
婚活は相手探しではなく自分探しの旅~理想のパートナーを書き出すより大切なこと

 

◎価値観を知るための「自分年表」

先の章でもお話したように、婚活のスタート時点では、理想のパートナーを書き出すことより、自分の内面と価値観を知ることが大切です。

ここで、今回のワークにとりかかりましょう。

自分が生まれてから今日に至るまでのイベントを書き出してみてください。さらに、その時何を感じていたか、幸せ度数はどれくらいだったかを書き込みます。

「度数」は、普通を50に設定して、最高に幸せな状態を100として、0~100までで考えてみましょう。その振り幅を超えてしまうような時期もあったかもしれません。辛かったこと、とても幸せだったことを振り返ってみて、次ページの例のように、1本の線グラフで表してみてください。

幼い頃の思い出や学生の頃のこと、仕事のことも含めて総合的に考えます。もし、恋愛は上手くいっていても仕事が辛かったという時には、より強烈な印象に残っているほうを優先してください。

 

 

 

自分年表幸せグラフ例pdf

 

自分年表幸せグラフ記入シートpdf

 

もしかしたら、グラフの振れ幅がとても大きい部分があるかもしれません。それは、何才で何が起こった時でしょうか? 実はそれが、あなたにとっての重要な価値観を形作っている源なのです。

結婚を目の前にして、「やっぱりこの人でよいのだろうか」とか「結婚自体、したいのかわからない」などの心の揺らぎが起きた時には、その出来事に由来していることが多いのです。

プロポーズを予感して、結婚を意識し始めると、「結婚したらこういう風になりたい、逆にこういう風にだけはなりたくない」という気持ちがむくむくと湧いてきます。

それらは、自分の育った家庭環境の中で培われてきた価値観やトラウマに基づいているのです。自分の中で消化しきれていないと、その分、解決法を相手に求めるようになります。そうなると、相手に求める発言が多くなり、結婚直前にぎくしゃくしてしまう……。

そんな事態を未然に防ぐためにも、婚活を始める時には、自己分析をしっかりと行っておいてほしいのです。

 

◎幼少期の自己分析

特に幼い頃のことへしっかり向き合ってください。もし、幼い頃の幸せ度数が低かったら、それはなぜでしょうか。父親との関係?母親との関係?友だちとの関係?それとも経済的な理由?それらが明らかになれば、何を幸せと感じるのかがわかると思うのです。

結婚相手選びは、「何を幸せと感じるかが似ている人」を基準にすることが大切です。幸せとは、いつも家族が一緒にいることなのか、家族旅行をたくさんすることなのか、成績優秀でよい学校に入ることなのか、友だちがいっぱいいることなのか、ペットとともにある生活のことなのか……。

「当たり前だと思っている自分の幸せ」が似ている人を選べるようになることが、結婚への最短のルートでもあり、幸せな結婚生活を長続きさせる秘訣でもあるのです。

 

◎現在の自分への分析

大人になってからの年表で注目すべき点は、自分が喜びを感じるものが、仕事なのか、恋愛なのか、家族なのか、トラウマとなってしまった恋愛はあるのかを見ていきます。

幸せ度数が一番高いところが、仕事でなにかを達成した時なら、結婚しても仕事を続けたほうが幸せな人生かもしれません。逆に、グラフ自体が恋愛中心に書かれているなら、恋愛体質なので、相手を条件で選ぶよりは、好みのタイプの人を探したほうが良い。また、海外旅行や留学していた時が最高に幸せだったと感じるのであれば、海外に縁のある人と築く人生が幸せかもしれません。

トラウマになってしまった恋愛があるとしたら、それがまた繰り返されるかもしれないという恐れを抱き過ぎないように気を付けるようにします。

 

◎「価値観」っていったいなに?

結婚を決めた時は、お互い一緒にいるだけで幸せになれると、誰しも確信しています。でも、家族として一緒に生活を始めてみると、自分が当たり前だと思っていた幸せの形が、相手とズレていることがあります。むしろ、歩んできた人生が違うのだから、ズレていて当たり前。

例えば、こんなことです。「家族だったら、夜ご飯は一緒に食べるべき」「男性が大黒柱として一切の家計費を支えるべき」「妻は毎日ご飯を作るべき」「実家との付き合いを大切にするべき」「夫婦ならケンカしてもすぐに仲直りするべき」

結婚生活を始めると、当たり前だと思っていた夫婦のあり方の違いに気づくことの連続です。仕事に没頭して帰りが遅くても気にしない人や、逆に、仕事は定時に終わらせて家族の時間を大切にしたいと思っている人もいるのです。

そうなった時に、お互いに間違っていると指摘し合うよりも、違いを受け入れる。その時に、自分の価値観の由来を知っておくことで、より冷静にパートナーと話し合うことができるはずです。なぜそう思うのか、説明できれば、相手を打ち負かすのではなく、より一層、お互いの理解が深まりますよね。

そこで、ひとつ、気を付けたいことがあります。「両親のような夫婦になりたい」と願う女性が多いのですが、ご両親が出会った30数年前とは、すっかり時代も変わっています。

父親が家族全員分の生活費を稼げていた時代とは異なり、夫婦共働きの時代になりました。男性の稼ぎが少なくなったというよりは、女性が稼げる仕組みづくりを社会が後押しし、社会の富を男女に分配しました。男性社員に分配されていたお給料を、女性社員にも平等に与えたのです。

だから、夫婦力を合わせて、ひとつの家庭を築きたいと思った時に、世帯収入は男性の稼ぎだけでは足りません。出産して子供ができても、女性が活躍して稼げる仕組みも整ってきました。社会の仕組みが変わりつつあるのです。

そんな時代においては、自分が当たり前だと思っていた「両親のような姿」は、もう叶わないかもしれません。時代に合わせて、自分の価値観も少しづつ変えて行けたらいいですね。

価値観が合うとは、一緒に生活をするにあたって、とても大事な事柄の1つです。でもその価値観が、愛する人を苦しめることもありますし、思い通りにならずイライラしてしまうこともあるでしょう。それでは、いくらよい出会いがあっても、永遠にピッタリくる人とは巡り会えません。

残念なことに、「出会いさえあれば、結婚に結びつくわけではない」のも事実です。

幸せ度数年表をじっくりと眺めていると、自分が幸せを感じる価値観の由来を改めて確認することができます。理想の相手を箇条書きで書き連ねるよりも、より確かな結婚観を実感できるはずです。

それではそろそろ、心の準備を終えて、具体的なアクションをしていきましょう。次章からは、外見の準備です。

 

次は
第1章 心の準備 その4 男性が大切にしたくなる女性とは?~知っておきたい3つの男のプライド~

 

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