結婚しない人生も悪くない~全て自分の責任で引き受ける女性の生き方
■第5章 うまく行かない時 その4
結婚しない人生も悪くない~全て自分の責任で引き受ける女性の生き方
◎結婚しないことも賢い選択のひとつ
ここまで、「絶対に結婚したい!」という意気込みで行動するようにお話してきましたが、最後に、全く逆のお話をひとつ。
様々な価値感が存在する時代です。98%の男性が結婚したことがあるという私たちの祖父母の時代とは、すっかり様変わりしていますから、結婚しないことで親がとやかく言ってきたとしても、気にする必要はありません。
むしろ、男性の4人に1人、女性の5人に1人が、一度も結婚しないという時代です。結婚以外に幸せを見つけられることもたくさんあるでしょう。
人生80年時代。いや、既に、人生100年時代とも言われ始めていますが、読者のみなさんが、30~40代の女性だとしたら、残りの人生は、まだ倍以上生きることになります。
その間に、一度くらいは結婚できるかもしれませんので、別に今、焦らなくても良いということも、改めて今一度言っておきたいと思います。結婚に適齢期はなくなりました。ですが、残念なことに、妊娠適齢期は存在します。自分の子供が欲しいかどうか、これが、婚活をするかしないかの分かれ目でしょう。
誰を好きになってもいいし、結婚してもしなくてもいい。ですが、与えられた自由を持て余して、自由であるがゆえに、何も決められずに、幸せのチャンスを逃してしまうことは、容易に起きてしまう世の中です。
結婚こそが幸せなのかという哲学的なテーマは、それぞれで考えて頂きたいのですが、それよりも、「こうなりたい」「こうしたい」と思ったことを叶える力をつけることのほうが自分らしい人生を生きるために大切なのではないかと思います。
「結婚したい」と思った時にどう叶えて行くのか、私は自身の婚活と何千というクライアントとの会話の中で、効果の出やすい方法論を見つけてきました。そして、婚活はただの婚活でなく、自分の願いをどう叶えて行くかの力のつけ方を養う場だと思うようになりました。
人生の悩みの大半が、人間関係である人が多いのですから、初対面の異性と一から信頼関係を築いていく婚活は、究極の人間関係のレッスンではないかと思うのです。婚活中に陥りやすいネガティブなマインドを回避する方法や、少しでも明るく楽しくパートナー探しをするための発想転換方法を身につけて行くと、人間関係全般において役に立ちます。
それが、多くの方のお役に立ったらうれしいという思いで、毎日クライアントと向き合っています。どうにかしたいけど、方法が分からないという人に、かなり具体的な行動の方法と、その行動を継続していくモチベーションの保ち方を主にお話ししています。
もちろん、みなさんが本当に結婚していただくこともこのレッスンの趣旨なのですが、結婚がゴールではないということも真実です。選択肢は無数なのですから。だからこそ、自分の人生は、自分で切り開かなければいけない。
結婚そのものよりも、婚活をすることで、「幸せになる底力を身につけることができる」と私は信じています。「結婚しない人生も悪くない」そう思えるなら、ここで婚活をやめてもいい。ひとりで生きて行くということは、全て自分の責任で引き受けるという覚悟をすること。
決して結婚が当たり前ではない時代に入りました。いつか自然にできるものではなくなったわけです。そんな時代に、どんな生き方を選ぶのか、、、自分で考え、自分で選んで、自分で決めて、強く生きる。婚活という体験を通して、そんな女性になって頂くきっかけになることが、本当に結婚することよりも大事なのではないかとさえ思います。
ここまで読んで、まだ結果が出ていない人は、また第1章から読み直してみて下さい。再び、最初からやり直してみましょう。一方で、結婚を前提にお付き合いできる彼氏ができた人は、次に進みましょう。続編は、結婚前提の彼氏ができてから、プロポーズに至るまでの過ごし方を超具体的にお話していきます。
みなさまに、人生最高に幸せな日が訪れますように。