自分にどんな人が合うのか分からないという悩みを解決する方法
■第4章 デートをする その1
自分にどんな人が合うのか分からないという悩みを解決する方法
◎異性を見る目の判断基準を養う
婚活を始めたばかりの人がぶつかる最初の壁に、「自分にどんな人が合うのか分からない」というものがあります。その悩みは、本当に結婚する時までずっと付きまとう悩みでもあります。もしかしたら、結婚した後ですら、思い悩むこともあるかもしれません。
本当に自分に合う人はどんな人なのか、行動の前に頭で考えすぎるのも、あまり意味がなかったりもします。頭で考えるのと、気持ちで感じるのとでは、かなり差があり、真逆のこともあるからです。
例えば、頭では「真面目で誠実な人が良い」と考えているのに、気持ちでは、そういうタイプの人では物足りず、「ちょっと危なげな、女扱いが上手い人」に魅力を感じるということはよくあります。
お友達の恋愛相談ことなら、冷静な目で見れるのに、自分のこととなると、まるっきり分からなくなるものです。結婚という大事なことを決めるのですから、自分の決断に自信を持てるように、トレーニングしていきましょう。誰も他人の結婚を決めてはくれません。親ですら、反対することはあっても、決めてくれることはありません。
「私は見る目がない」とか「自分に自信がない」とか言いますが、ただ単に、経験が足りないだけのこともしばしばあります。人間は、自分が体験したことからしか学習できない面があります。
経験がほとんどない状態で、男性を見極めたいと思っても無理な話。経験値を増やしていくことで、見る目を養い、客観性を身に付けましょう。
◎結婚は人生最大の変化!変化を受け入れよう
だからといって、やみくもに色々な人とお付合いすることを勧めている訳ではありません。カフェでお茶したり、ランチデートしたり、食事に行く程度の「単なるデート」をすることで十分です。
「結婚を考えられるお食事友だち」と言ったら分かりやすいかもしれません。あくまでもこちら側が勝手に結婚を意識しているだけで構いません。
それと並行して、自分の見る目に自信がない人ほど、常に数人の候補を持っておくことをお勧めします。2~3回デートしただけの人が数人いるというくらいなのですから、二股三股をかけるという意味ではありません。
自分の判断基準がしっかりしていない状態では、比較対象で、消去法で選ぶという方法から、まずはやってみると、気づきがたくさんあります。消去法とはいえ、これは別に妥協しろと言っている訳では全くありません。自分の責任で自分の人生を決断していくために、判断基準を養うためのステップです。
最初はそんなにピンと来ていたわけではない相手が、比較対象していくうちに、今までには出会ったことのないくらい自分に合うタイプだなと気付く事だって十分にあり得ます。
特に、長年変化のない生活・仕事・人間関係の中に安住している人は、新しい刺激に対する柔軟性を忘れがちで、思い込みが強くなっていることがあります。
頭を柔軟にするには、とにかく短期間、同時期に、様々な価値観や考え方をインプットすると、自分の価値観にも再構築が起こり、相手選びの視野が広がります。
◎とにかく、誘われたら1度はお食事へ出かけよう
この先付き合うつもりがなくても、お誘い頂いたら1度は食事に行くことが大切です。「気乗りしないままでは、お相手に失礼なので、初めから行かないほうがよいのでは?」と思うかもしれません。
実際に、私の引き合わせたお見合いで、女性がそのような理由で、男性のお誘いを断ったことがありました。意気消沈した男性がしょんぼりとひと言、「1回も食事もせずに断るほうが「失礼」と考えてみてはくれませんかね。」
彼女は、その男性の「嫌なところは何もない」と、言っていながらも、残念ながら、お食事に行くことはありませんでした。
でも、結局、他のお見合いが上手くいかなくなってきた頃、「あの方、まだ連絡取れますか?」と彼女から言われました。ですが、時すでに遅し。他にいい出会いがあって、今度は彼のほうから辞退となりました。もし、あの時、お食事に行くだけ行っていたら……結果は違ったかもしれません。
「誘われたら、一度くらいお試しでお食事に行ってみる!」婚活をしようと思い立ったからには、今までの考え方や行動パターンを変えるところまで、楽しんで欲しいものです。そうでもしないと、あっという間に1年は過ぎて行ってしまいますよ。
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第4章 デートをする その2 比較対象候補を3人持つ~相手を判断するためのMYルールの決め方~