1. HOME
  2. ブログ
  3. 初めてのデートでの振舞い方~必ず次も誘われる女性のためのデートマニュアル

初めてのデートでの振舞い方~必ず次も誘われる女性のためのデートマニュアル

■第4章 デートをする その3 
初めてのデートでの振舞い方~必ず次も誘われる女性のためのデートマニュアル~

 

◎LINEでの連絡先交換

連絡先交換を、LINEでする人がほとんどだと思います。たまに、LINEをやっていない人もいるのですが、恋愛の進展には、LINEが役に立ちますので、これを機に始めてみて下さい。

QRコードやLINEIDなどでライン交換をしたら、その場ですぐ、スタンプを押して、トークルームを作りましょう。交換しただけでは、後でメッセージを送りたい時に、お友達リストの中から探すのが大変なので、トークルームだけ先に作っておくのが通常です。

その時に、押すスタンプは、自分の中で決めておくことをお勧めします。「よろしくおねがいします」という女の子らしいかわいいスタンプが良いですね。おふざけ系のスタンプでは、「あなたは友達」という通告を受けたような気持ちにさせてしまうかもしれませんので、ふつうにかわいい動物などのスタンプにしましょう。

その後、相手から「今日はありがとう」というようなメッセージが来たら、時間を空けずに、相手と同じ位の文章量ですぐに返信します。その後特に連絡がなければ、恋愛対象として土俵に乗りきらなかったという可能性が高いでしょう。

それならそれで、その人のお友達を次なるターゲットにすればよいだけですので、飲み会などを開く目的で、気軽にメッセージしてみましょう。

「実は、今度飲み会をするのですが、女性3人なのですが、〇〇さんお友達といかがですか?」ライトに誘ってみれば、思ったよりもうれしい返信が返ってくることもあると思います。「恋人ではないけれど、お友達になりましょう」という意図が伝えられるはずです。

その後、飲み会を企画したい場合などの時にために、薄くつながっておくというのは失礼なことでもないですし、思いがけない人脈はこのように広げて行くものです。

では、話を元に戻して、いいなと思った人とLINE交換をした後、相手から連絡が来たらどうすればよいかの話に移ります。

ひと昔前の恋愛駆け引きテクニックでは、相手からのメールにはすぐに返信しないでじらすということがよくアドバイスされていました。ですが、近年のコミュニケーション手段の発達はめざましく、連絡のやり取りは、かなりスピーディーになっています。

返信が遅いと、相手の決定を遅らせることにもなり、相手の時間を奪うことにもなってしまいます。ビジネスの場のように即レスの必要はありませんが、自分が返信できる余裕があるのであれば、早めに返すことで、「わかりやすい、安心できる人」という印象を与えることができます。男性が結婚相手を探す時には、ミステリアスな女性よりも、自然体で居られる心許せる人を探しています。

そういう理由もあるのですが、コミュニケーションを取る相手もツールもたくさんあるので、こちらが返信をしないうちに、どんどん他の人とも繋がっていってしまい、関係が薄れて行ってしまいます。

特に、婚活中は、短期間に多くの方との出会いがあるので、その中で、もっともテンポよくものごとが進む人に、親近感を感じたりうれしく思うのは当然のこと。

ましてや、LINEというのは、伝えるという一方的なメールではなく、文字で行う双方向の会話です。LINEは同じ時間を共有する電話に代わる会話という特徴を持っていますので、その時同時に携帯を片手にやり取りをしているという「繋がっている感」が特別な感情を生みます。

今、相手からLINEが来たということは、その相手は今、LINEができる状況であるということ。じらすために時間をおいて、後から返信した時には、相手はもうLINEができる状況ではないかもしれません。

相手がLINEできるタイミングで、「あの子にLINEしてみよう」と思ったその時に、すぐに返信が帰ってきたら、どれだけ相手はうれしいか想像してみて下さい。タイミングが合うのも、気が合うことの証明だと、ポジティブな印象をうけるのではないでしょうか。

その時に、長文になり過ぎないようにも気をつけましょう。メールでは長文でおかしくなくても、LINEでは、なぜか重く感じるのです。それはやはりLINEの会話という特性もあるのかもしれませんが、自分の想いを十行も二十行もつづるのは、少しギョッとしてしまいますので、3~5行程度までが適しているのではないかと思います。

「いきなり気が合うと思われても困る」と警戒してバリアを張るよりは、思い切って自分から扉を開けてみることが、LINEコミュニケーションの上達のコツです。デートに誘われるには、まずは、LINEコミュニケーション上手になることが大切。

食事やデートに誘われたら、相手に場所を探して予約してもらう受け身ではなく、自分も積極的におすすめの場所や行きたい場所を2~3候補を上げて提案するくらいの前向きさも必要です。

どうせまだ好きかどうかわからない人と食事に行くなら、せめて、自分の行きたい場所に行くほうがよっぽど楽しいと思いませんか?男性に全て任せきりというデートを続けると、相手を疲れさせてしまいます。

 

◎お食事デートの選び方と待合せ

出会った人に、「今度ご飯でも行かない?」と誘われたら、女性側も2~3候補を出したり、相手が忙しそうなら予約をしてあげたりする気遣いも大切。

初回デートなら、予約できるランチか、夜なら少しオシャレな焼き鳥、カジュアルなバルなどがおすすめです。和食にしてしまうと、お店自体が静かなので、会話が盛り上がらなかったという気持ちになってしまうこともあります。

男性だからと言って、素敵なお店に詳しいとは限りません。まだ好きかどうか分からない相手だからこそ、どうせご飯に行くなら、自分の食べたいものを選ぶというのも一つの考え方。

当日の待合せは、どちらかというと、駅前待合わせよりは、予約をして席に座って待ち合わせのほうが自然です。30代半ばにもなれば、駅前待合わせよりは、お店で待ち合わせのほうがスマートだと思う人が多くなるようです。駅前待合わせは、店まで迷って一緒に歩く時間にボロが出やすいので、恋愛に不慣れな人の場合は避けたほうがベターかと思います。

また、会って30分は、会話が途切れないように、女性が頑張ってください。そもそも、コミュニケーションが得意なのは女性です。最初で盛り上がらないと、その日一日、お互いにテンションが低いままです。

お店に着いて着席したら、すぐにお店の雰囲気を褒めて、相手が選んでくれたお店に満足していることを伝えます。上座はいったんは男性に勧めて、譲り合いがあった後、女性が上座に着くようにするのが大人のマナー。

メニューブックは相手に向けて開きます。メニューを選びながら、シーンとならないように、女性が気を遣います。素直に好きな食べ物嫌いな食べ物を伝えることが礼儀です。裏表のない分かりやすい性格だと思われたほうが相手に安心感を与えます。

 

◎お食事デートの会話例

沈黙にならないための具体的な繋げ方としてはこのような言葉もおすすめです。

多めに注文する相手には「いっぱい食べれる~やった~」とか、なかなか注文を決められない相手には「どのへんで迷ってるんですか?」とか、相手が選んだメニューには「わあ、私もそれ気になってたんです」など、話を振ってあげます。

外食は、女性が男性をおだてる場、家ごはんでは、男性が女性をおだてる場として認識しておくと、関係性が上手く行きます。外食の時に、男性に気を遣わせていると、男性を疲れさせてしまい、お付合いが長続きしません。

注文した食事がテーブルに運ばれてきたら、全ての料理に興味を持ってコメントします。テレビ番組で見る食リポのように、まずは見た目で「わあ美味しそう!きれい!」と反応し、次に「いい香り」と香りに反応、次に一口食べてみて「うーん、おいしい!」と目を見てにっこり。

別々の料理を注文していたとしたら、相手の料理が出てきた時にも全肯定して褒めます。「わあ、そっちも美味しそう~」 例え、お通しやサラダでも「なんのドレッシングだろう?」「これなんでしょうね~」など、必ずコメントすると、一緒に食事してて楽しい相手と印象付けられます。

食事中は、食べることを楽しんでいる様子を表現します。婚活中だけではなく、友達や家族や仕事での接待でも全く同じですが、誰かと一緒に食事している時には、意識的に食べ物のおいしさを語り合いますよね。

よく、奥手な人たちは、初めてのデートで無言で食べ続ける人もいますが、食べ物が美味しいなどの感想をまずは自然に言えるようになると会話のきっかけになると思います。

いつも一人で食事をしていると、どうやって「美味しいね」と言い合ったらいいかイメージが沸かなくなってきてしまいますから、友人などとの食事の機会を増やして、食べることを楽しむ、ということが自然にできるようになるといいですね。

その時の会話としては、「美味しい」「きれい」「いい匂い」「お腹いっぱい」などの感嘆詞は、「ですね」を省いて、タメ語になることで、距離感を自然に縮められます。

1回目のお食事デートだったら、通常の会話は、礼儀正しく「デスマス調」で話したほうが、きちんと感を出せて良いですが、「美味しいですね」よりは「美味しい!」と表現することで、相手は心の距離を近づけてくれたように感じ、うれしくなるものです。

また、途中で会話が途切れてしまったら、「私食べるのが大好きで、ついつい集中しちゃうんですよね」と言って、場を笑いに持って行くことも場を和ませる一言です。

相手が話に夢中になり、食べ物に箸をつける雰囲気でなくなってしまうこともあると思います。そんな時には、「食べましょ食べましょ」というように、空気を変える。食事の味が普通だとしても、「美味しい!」と相手が言うことにより、自分も「美味しいかも」感じて、気持ちよくなります。

おごってもらっているということを忘れずに、ポジティブな言葉を心がけます。美味しくなくても、その場でお店のダメ出しをするのはやめましょう。

結婚とは、毎日の食事を一緒にすること。「一人よりこの子と食べるとなおさら美味しいな」と思えることが結婚したくなるきっかけです。明るく楽しい雰囲気作りは、ご馳走して頂く女性の義務です。

 

◎過去の恋バナはどこまでしていいの?

1時間ほど経つと、注文したものを一通り食べ終わると思います。食べている間は、女性側が気を配ったり会話を明るくしたり気を遣いますが、一通り食べ終わったら、少し落ち着いたムードで、沈黙の時間があっても構いません。沈黙の一瞬がないと、本当に聞きたい質問が思い切ってできないからです。

ここで、過去の恋愛の話=恋バナをしてみましょう。過去にお付合いしたことがなく恋バナがなければ、どんなお付合いに憧れるのかを語り合います。

まだ相手を好きになる前だからこそ、本音が言い合えるというもの。付き合ってから伝えたのでは、相手は重く受け止めるし、自分も言いたいことが言えなくなります。自然体のお付合いをしたければ、好きになる前に恋愛観や結婚観を本音で語り合ってみます。

過去の恋バナについて突然聞いていいものか迷うかもしれませんが、初回のデートで聞いてもいいのです。むしろ、恋バナを一度もしないままでは、お付合いするイメージがなかなか湧きません。ぜひ、初めのお食事デートでも、恋バナを振ってみましょう。

切り出し方はこのようなものがおすすめです。婚活の場で出会ったならば、「今まで結婚を考えた人はいたのですか?」から切りだしてみると良いでしょう。「なぜ別れてしまったのですか?」「それはいつ頃ですか?」くらいなら、遠慮なく聞いても全く問題ないですし、むしろ自分に興味を持ってくれていると思ってもらえます。

結婚を意識しない場で出会ったならば、「前の彼女とはいつ頃別れたのですか?」から質問するのが良いでしょう。前の恋人となぜ別れたのかを聞く理由は、相手がされてイヤなこと、自分がされてイヤなことを確認するためです。

前の恋人と同じことを新たに出会った相手がしたとしたら、それだけでイヤになることがあります。ある意味、直前の別れの理由は、地雷みたいなものです。ですので、地雷のある場所を事前に情報交換しておくと、無意識に相手を傷つけてしまうことも防げます。

その時、自分の別れた理由を正直に語る必要はありません。特に、フラれた話や相手が既婚者だったなど自分を下げることは言わないほうが賢明です。前の彼氏と別れた原因となった「されてイヤなこと」は伝えておきますが、本当のことは正直に言い過ぎないこともポイントです。

自分の恋愛相談のようになってしまっても、重荷に感じさせたりイメージが下がってしまうだけ。本当のことを全て正直に言うことだけが、正しいとは限りません。洗いざらい正直に言って、ありのままの私を受け入れてもらいたいと思うのは、甘えから来る自己防衛。

言わなくてもいい過去のことは、触れないのも大人の判断です。「どうして別れたの?」としつこく聞かれて困ったなら、「結婚したいと思うタイミングが合わなかった」などの無難な答えで濁しても良いでしょう。

 

◎彼女として想像させるために聞いておきたい質問

過去の恋バナが終わったら、次は、未来のことを語ります。お付合いしたことがない人は、ここから始めてみて下さい。

「○○さんは、どういう付き合い方が自分に合っていると思いますか?」と聞いてみます。

これはとても抽象的な質問ですから、答えに困るでしょう。それでも一生懸命答えてくれたなら真面目な人で、考えることなく「え?△△ちゃんはどうなの?」とすぐにボールを投げ返して来たら、真面目に考えたくないと思っていると受け取っても良いかもしれません。

また、「私とのお付き合い」を想定してしゃべっているのか、別の女性とのお付き合いを想定しているのかうっすら分かると思いますので、自分への関心度も透けて見えます。

ここまでで相手の反応を一通り見て、答えに困っているようなら、次の質問をしてみて下さい。

「具体的に言うと、例えば、デートの頻度とか、ラインのタイミングとか、どんなところにデートに行きたいとか、男女のお付合いで大切だと思うこととかは、どうですか?」

デートの頻度が1ヶ月に1回でいいとか、逆に毎日会いたいとか、お付合いした後に、分かったら合わせるのが大変ですし、お互いの「普通」を知っておくことで、無理のないお付合いができるようになります。

この質問は、自分のことを知ってもらうためにもおすすめです。「私にとっての自然体な付き合い方」を知ってもらうことで、もし相手が付き合いたいと思っているのであれば、これ以降、相手が合わせてくれるようになりやすいのです。

相手にこの質問をして一通り聞いたら、「△△ちゃんはどうなの?」と質問返しされると思います。その時に、ありのままを答えて下さい。

例えば、「私は土日のどちらか週に1回くらいデートして、半日くらいはどこかに出かけたいな。ラインは「おやすみなさい」とか1日2~3往復して、電話はあまり得意ではないかな。やっぱり男女で大事だと思うのは信頼関係だと思うから、今日あったこととか、何気なくラインで報告し合える隠し事のない関係が大事だと思う。今日こんなもの食べたよとか写真送ったりとか気軽にできる関係っていいよね」と、自分が普通だと思っていることを答えるようにしてください。

自分が普通だと思っていることは、意外に他人にとっては普通ではないのです。それを知らないままお付合いを始めて、誤解やすれ違いで上手く行かなくなるなんてことになったら悲しいですからね。

もう一つポイントとしては、お見合や婚活で知り合ったからと言って、いきなり結婚観の話ばかりをするのはナンセンスです。子供は何人欲しいとか結婚したら仕事はどうしたいとかの話は、プロセスを飛ばし過ぎですし、相手への要求に聞こえてしまいます。

恋愛を飛ばして結婚することは今の時代あり得ないのですから、まずは恋愛観から語り合って行きましょう。話が盛り上がれば、バーやカフェなど2件目のお店に行くのもありです。

 

◎声のトーンと笑顔について

例え、お話が盛り上がっても、お友達と思われてしまっては意味がありません。友達ではなく、女性として見てもらいたければ、やや高めのかわいい声で会話するように気を付けます。女友達と話す時のように低い声で早口でしゃべっていたのでは、友達と思われて仕方ありません。

恋人と一緒にいて甘えている時には、自然とワントーン高い声になるはずです。その瞬間を想像できるかできないかを男性はこの場で考えています。

高めの甘い声でにこにこしゃべっている女性に対しては、ふたりきりになって甘えてくれている様子が容易に想像できますよね。でも、低い声で早口にしゃべっている女性に対しては、なかなか想像できません。結局、身の回りの女友達か、会社の女性社員と同じとなってしまいます。日頃から、声が低い女性は、そういう面でとても損をしている可能性が高いので、声をワントーン上げるように意識してみて下さい。

人は、笑顔でしゃべる時、自然と声のトーンが上がり、感じが良いという印象を周囲に与えることができます。笑顔キープで会話しましょう。

 

◎お会計はどうする?お金は払ったほうがいいの?

食事を始めて、2~3時間経過したら、そろそろお開きとなります。その際に、次回への誘導を会話の中にちりばめます。このネタで誘えば彼女はまた来てくれるなというヒントを与えておきます。

次回も食事になる可能性が高いので、その季節の旬の食材や好きな食べ物やお酒の好みなどは伝えておきます。また、今日は楽しかったということを言葉で伝えます。「今日は久しぶりにこんなに笑いました。楽しかったですね!」

お会計時には、レジの前で相手とお金の受け渡しをするよりも、いったん男性が全額払ってから、お店を一歩出て清算するほうがベターです。「お支払いしたいのですけど」と申し出て、お財布を出します。

「いくらですか?」と聞いても良いのですが、いくらなのか聞かれても相手も困ると思うので、だいたい予想をして、自分の分の金額を現金で手渡すのが相手の負担にならない方法でしょう。1万円しか持っていないというのは、面倒になりますから、予め、千円札や五千円札は崩して持っておくのがよいです。

人によって意見が分かれるところですが、女性はお財布を出して払うそぶりだけすればいいという意見もあれば、現金を出して相手に受け取りやすくしたほうがいいという人もいます。

もし、お金を受け取らずに、全額ご馳走してもらえたら、ご馳走さまは何度でも言います。ご馳走様を言う回数は4回です。お店のお会計時に1回、お店の扉を出て1回、別れ際に1回、帰宅後に1回の合計4回です。たった1回言っただけでは、言われた記憶もないものです。これくらい伝えてようやく相手に伝わると思って下さい。

女性は、人に奢った経験がない人もいると思います。ぜひ一度は、会社の後輩などに奢ってみて下さい。まだ彼女でもない他人にご馳走する男性の気持ちが分かるはずです。美味しそうに食べる人や、何度もご馳走様を言ってくれる人になら、また奢ってもいいと思うでしょう。

 

◎気持ちとしてプチギフトをお礼に渡すのもアリ

そして、その日の帰り際に、「ご馳走様でした」と伝えながら、ちょっとしたお礼のプレゼントを渡すのも効果的です。今日ご馳走になる金額の予想の3割くらいの品物が良いのではないかと思います。

例えば、お酒と夜ご飯であれば、一人当たり5000円はかかるでしょう。ランチなら2000円弱。その3割の金額なのですから、夜で1500円、昼で600円。

これくらいの金額を目安に、相手がよろこびそうなものをプレゼントとして買っておいてください。金額はこれより少なくてももちろん構いません。それよりも、相手のことを考えて、品物を選んだ時間のほうが相手にとってはうれしいものです。

男性にリサーチしたところ、プチギフトとしてうれしいものは、冬ならおしゃれでいい匂いのするハンドクリームやリップクリーム。夏なら、日焼け止めやスキンローションなど、男性が一人で入れないようなおしゃれなお店に売っているようなものが良いのだそうです。

他の男友達に、「女の子からもらったのかな?」と羨望のまなざしを向けられることに優越感を覚えたりするのだとか。また、いい匂いがする化粧品は、その女性の愛用のおすすめ品だと思うのだそうで、その匂いを嗅ぐとその子を思い出すということで、日常から自分を意識してもらえる効果もあります。

こういったコスメは重いかなと思うようであれば、小さなお菓子などでも悪くないでしょう。女性は友チョコとかお礼とかでお菓子を送り合ったりすることもありますが、男性は、人から何かをもらうという経験は、女性ほど多くありません。

こうした気遣いができると、良い奥さんになりそうだなと思って、一気に本命候補に上がったという話はよく聞きます。気乗りしなかった相手に渡さなくてもいいとは思いますが、バックに忍ばせておいて、次回に繋げたければ渡すという戦略でもいいでしょう。

長くなりましたが、デート代の清算は男女で意見が食い違いやすいデリケートな問題です。人により感じ方がかなり違うので、自分なりの意見を持っておくとよいでしょう。

 

◎2件目に行く場合と帰り際の振る舞い

2件目は1時間程度にしておきましょう。終電ギリギリだったり、相手によからぬ期待をさせてしまうのも、自分の責任です。

仲良くなりたければ、カウンター席のあるバーのほうがおすすめです。パーソナルスペースと言われる「他者が自分に近づくことを許せる心理的な縄張り」は、最も親密な関係性では、45センチ以内なのですが、隣り合わせの席では、それくらいの距離感になるはずです。向かい合わせの席では45センチ以内には入れないでしょう。

1件目で完全にご馳走になっていたら、2件目の支払いは自分でさっと済ませてもいいかもしれません。相手を見て考えましょう。

駅などでお別れする時の帰り際には、改めて今日は楽しかったということを笑顔で伝えます。次もまた行きましょうという意思を伝えるために、こんなことを言ってもいいかもしれません。

「今日は高級なお店だったので、次はカジュアルなところにしましょう」「次はおすすめの餃子行きましょう!」「ご馳走して頂いちゃったので、次はご馳走させてください」など、親近感がわくような気軽な提案で敷居を下げるのがポイントです。

婚活では、1回目のデートは、基本的に食事デートです。いきなり映画や動物園やドライブに行く人はほとんどいないでしょう。食事なら、2~3時間で終わりますから、初デートにはぴったりです。

食べることと、恋愛は、切っても切り離せません。食欲と性欲という基本的な欲求や快楽と結びついているからです。一緒に美味しいものを食べるという体験が、ふたりの関係を、温めて行ってくれます。

おごってもらえるか分からないけれども、ひとまずはご馳走して頂くという精神で一緒に食事をし、お会計の時には、自分の分は自分で支払うという気持ちでいる。という少し矛盾したようにも思えるお話をずっとしてきましたが、まだよくお互いのことを知らないもの同士が気持ちよく食事するための心得です。

初めてのデートは探り合いで相手の本心を読むのは難しいですが、ここでお話してきたことを守っていれば、基本的には、嫌な思いをしたりさせたりすることもないはずです。まだ好きかどうか分からない人とお食事に行くことの繰り返しが婚活ですから、なるべくストレスなく楽しみたいですよね。

相手にも家族や友達がいて、一生懸命仕事をしている普通の人間だと思えば、全く知らないもの同士がたまたまこうして知り合って食事をすること自体、奇跡に近い。そんな奇跡を面白がる気持ちで、明るく婚活をすすめて行きましょう。

 

次は
第4章 デートをする その4 婚活中のデート代を考える~毎回おごらせていると結婚相手として見なされなくなる~

 

Youtube【婚活女子チャンネル】婚活講座を週に1回更新中!

ご入会無料相談はこちら

婚活動画レッスンが見れる!LINEお友だち登録はこちら

関連記事