ひとつでも欠けてはダメ!婚活女子力アップの三大基本要素とは?
■第2章 外見の準備その2
ひとつでも欠けてはダメ!婚活女子力アップの三大基本要素とは?
◎出会いはすべて初対面で決まっている
婚活というのは、基本的に、初対面の男女が会ってお話すること。つまり、初対面で好印象を獲得できることが、最低限のスタートライン。
前の章でご紹介した恋愛調査のデータで「一目惚れをしたことがありますか?」という質問に対し、男性のほうが女性よりも「はい」と答える人が断然多かったですね。ということは、男性のほうが初対面で相手がどんな人が分かっていない段階でも、視覚的に好みのタイプかどうかで女性を選びがちということ。
いやな言い方をすれば、見た目が良ければ、勘違いや思い込みだけで好きになってしまうということですよね。男性の恋愛スイッチが入るタイミングは、初対面。女性は、自分を好きだと言ってくれる人のことをゆっくり好きになることはあるけれど、男性が情にほだされて女性を好きになることはほとんどありません。
そして、基本的には待ちの体制の女性が多いということは、まずは、男性にぱっと見の初対面で気に入ってもらわないと何も始まらないわけです。結婚したかったら、まずは恋愛なのですから。
では、「この子、好みのタイプ! デートに誘いたい!」と初対面で思ってもれるには、どうすれば良いのでしょうか?
私がこれまで婚活イベントを主催したり、結婚相談所で会員様のお話を聞いたりしてきた中で思うのは、男性の好みのタイプの女性のルックスには、かなりのバラつきがあります。それに比べると、女性の好みは偏っていて、人気の男性は一点集中してしまいます。
バラつきはあるながらも、一つ確実に言えることは、「男っぽい女性はダメ」ということ。逆に言えば、いかにも「女性らしい」雰囲気をまとっているだけでいいのです。本当にこれだけで、必ず声はかかるようになります。
だから、あまり深く考えずに、「雰囲気が女性らしく、男性とは違う魅力を放っている」。ただこれだけを実行すればよいことなのです。
具体的には、次の3つを普通にできていればOK。
- 何もしゃべってない時も笑顔
- 髪がお手入れされていてツヤがある
- 女性らしい明るい色の洋服
これは最低限そろえておきたいマスト要素です。単純だけど、このどれか1つが欠けていてもいけません。意外と自分ではできていると思っていても、私から見たら全然できていない人が多いので、具体的に説明していきますね。
①何もしゃべっていない時も笑顔
まず、男性は自分に笑顔を向けてくれる女性を「いい子だな」「優しそうだな」と好感を持ちます。「笑顔は最高のメイク」という格言があるくらいですから、自分の魅力を高めてくれる大切な武器でもあるのです。
人は誰しも、相手と話す時にニコニコするように努めているとは思います。でも、「笑顔の素敵な人」と思われるレベルに達するには、それくらいでは全く足りません。まず、自分がどんな顔をして、人と話しているか見たことはあるでしょうか?みなさんほとんどないのではないかと思います。
そんな時には、LINEのビデオ通話などで、お友達と通話してみて下さい。自分のしゃべっている時の顔が映し出されてよく見えます。私も、初めて自分がしゃべっている様子をスカイプでインカメで見た時にはびっくりしました。なんて不愛想なんだろうと!普通にしているだけなのに、真顔になっただけなのに、つまらなそうな顔をしているではありませんか!「私は感じが良い」と思っていただけにショックでした。
ぜひ、みなさんも、自分の動いている表情を客観的に見てみて下さい。自分が思っているよりもだいぶ表情を動かさないと、感じの良い笑顔にはならないことに気付くと思います。
例えば、表情が硬いなと思う女性に、「もう少し笑顔を出したほうが良いのでは?」とアドバイスしたとしても、「え?私笑顔には気を付けています。」と全く気付いている様子はありません。
おしゃべりしている時の自分の顔は自分で確認できないのだから当たり前かもしれませんが、男性から隙が無いと言われてしまう原因のほとんどが、笑顔不足です。絶対に俺に気がないだろうな、と思うことが「隙が無い」という言葉の裏に隠れています。
男性は、自分に笑いかけてくれる人、自分の話に笑ってくれる女性のことが大好きです。美人でもツンツンしている人は嫌われます。
誰にでも向けられる笑顔も大切ですが、「自分だけに笑ってくれる」という特別感も大切です。好きな子に笑顔になってもらったら、男性は自分に自信がつく。そして、また自分に自信を持たせてくれるその子に会いたくなるのです。
出会いの場面では、笑顔いっぱいに男性の話に笑ってあげましょう。かわいい高い声でコロコロと笑う、というイメージです。レストランの店員さんになったつもりで、サービス精神いっぱいに笑顔を振りまくイメージにも似ています。目の前にいる人を自分のファンにするつもりで接する。
その訓練は、婚活だけでなく、仕事でも友人関係でも、決して人生において損にはなりません。運気は人の好意に乗ってやってきます。人の好意を引き寄せられるような素敵な笑顔を絶やさなければ、人生はもっと生きやすくなることでしょう。
②髪がお手入れされていてツヤがある
髪のツヤについては、私ほど重要性を力説する人も多くはないと思います!これまで主催してきた婚活パーティーでは、毎回これを確信してきました。
みなさんは「髪は長いほうがモテるんでしょ?」と思うかもしれません。でも、婚活パーティーで「一番人気」になる女性は、髪が長い女性ばかりではありません。ボブでもショートカットでも、一番人気になることはよくあります。
それ以上に、「髪がツヤツヤな女性」が必ず一番人気になるという鉄板の法則があります。これには例外はありません。絶対に、ひときわ髪にツヤがある女性が一番になってきたのです。
この話を行きつけの美容室で話題にしたら、美容師さんが「生命優先順位」について説明してくれました。諸説あるそうですが、髪や爪や皮膚は、細胞の中でも、生命の維持にほとんど関係のない優先順位の低い細胞。その末端の細胞には、生命活動に必要な栄養の最後の余ったものが回ってくるものだそうです。その優先順位の低い部分にまで栄養が行き届ているかどうかが、生命力や女性ホルモンの豊富さを、見ている人に印象づけるそうです。
結婚して生殖を共にしていくパートナー選びの際に、本能的に目が行ってもおかしくないのも、納得できます。自分の女性ホルモンの豊かさを強調するのに、髪は一番のシンボル=象徴となります。
毎朝、髪のセットに何分かけていますか?ボサボサなままだったり、めんどくさいから後ろに1本に縛ったりしていませんか?美容室にどれくらいの頻度でいっていますか?婚活中なら、2か月に1回です。ナチュラルが好きだからと言って、黒髪のまま伸ばしっぱなしにしていませんか?ナチュラルと手入れをしていないのは紙一重です。黒髪ロングのナチュラルヘアが似合うのは、一部の恵まれた容姿を持った女優だけです。
楽だから、朝のセットが面倒だからとおばさんぽいデジタルパーマをかけていませんか?まず、楽だからという発想を捨てて、毎朝、ブローをしたり、コテで巻く習慣をつけましょう。髪が痛むからやりたくないというのは、面倒なことから逃げているだけにしか聞こえません。痛むほど、髪のお手入れをしたことがあるのでしょうか?
毎朝、髪にかける時間は、最低でも15分取ってください。自分の髪をおざなりにする人は、自分の女性性から目を背けているのと変わらない。女性のシンボル=象徴である髪にもっと手をかけてあげましょう。
クセ毛で髪にツヤが出にくい人は、美容師さんに相談して縮毛矯正をかけたり、ストレートアイロンで毎朝伸ばすなど、ひと手間加えると見違えるようになります。朝寝坊して、メイクかヘアセットかどちらかしかやる時間がなかったら、ヘアセットを取ったほうがまだ健康的に見えます。
また、前髪を作ると、頭頂部のツヤツヤの面積が広がり、丸い天使の輪ができやすくなります。婚活をきっかけに、前髪を作ることを私は推奨しています。おでこが見えている面積が広いほど、老けて見えるからです。とは言え、骨格などで似合う似合わないはありますので、美容師さんに「婚活をしている」という事を伝えて、柔らかい雰囲気にするにはどうしたらいいかを相談してみると良いでしょう。
③女性らしい明るい色の洋服
人によりますが、まず恋愛をしたいと思っている女性だと見えるように、服の色を変えることが必要な場合もあります。黒や茶色では、男性は話しかけにくいと感じます。
色彩心理学をご存知の方もいらっしゃるでしょうが、人間は、色によって、受ける印象がある程度定着しています。ゴレンジャーなどのヒーローものを思い浮かべて頂くと分かると思いますが、被り物をかぶって表情もないのに、5色のヒーローたちは、その色によって役割や性格を割り当てられていますよね。
赤は熱血漢のリーダー、青は冷静なクールガイ、グリーンは平和主義の調整役、イエローはお調子者のお笑い担当、ピンクは女性で優しいみんなのアイドル。このように、色はひとつのシンボル=象徴として、私たちの印象を知らず知らずに大きく支配してます。
色彩心理学では、黒は「拒絶」の色です。または、「尊敬」「ミステリアス」という印象も呼び起こします。無難だと思って、黒ばかり着ている人は、今すぐ見直しましょう。
どうしてもピンクは着たくないとか、年齢的に難しいということもあると思いますから、なにもピンクを着ろと言っている訳ではありません。男性が着ない色は何かを考えて選んで欲しいのです。なので、暖色系やパステルカラーなら良いと思います。
そもそも、男性が着ていてもおかしくないような色や形の洋服では、男性から「かわいいな」と思われて目を引くことはできません。男性が着ないような明るい色、フワッとした素材、スカートなどを身につけることによって、それだけで外見の女性らしさは高まります。
「男性が着ないもの」と考えれば、自分のファッションが婚活に適しているのか判断がつくと思います。例えば、黒いタートルネックだったらどうでしょう?このまま男性が着てもおかしくないので、これは、婚活ファッションとしてNGということになります。
黒でもせめて、デコルテ部分が開いていて、おしゃれにカッティングされているのであれば、これは、男性が着たらおかしい。つまり、婚活ファッションとしてOKということになります。
婚活風の服は、自分には似合わないと思い込んでいる女性が多くて驚くことがあります。自分の生い立ちを振り返ってみると、厳格な親からの教えをいまだに守っているだけだということに気付くかもしれません。
私がこれまでに、服装を変えるようにアドバイスした女性で、華やかな服が似合わなかった人は、誰一人いません。生まれ変わった自分の姿を見て、みなさん喜んでいました。鳥だって、求婚期には羽の色を華やかにします。視覚で異性を惹きつけることは、動物には本能的に刷り込まれていることなのです。
ファッションを楽しめるのも、結婚して子供ができるまでです。子供ができたら、おしゃれに構っていられないのだから、婚活中の今が、おしゃれの最後のチャンスかもしれません。婚活を頑張って来年には結婚していれば、おしゃれを楽しめるのもあとわずかな期間。独身の今しか着られないようなかわいいワンピースを2~3着早速購入しましょう!
ファッションのイメージコンサルタントに、ショッピング同行をお願いしても良いかもしれません。悔いの残らないように、独身最後のおしゃれも楽しんでおきたいものです。
私は、これまで2000組以上のの初対面の男女のお見合をセッティングしてきました。
初対面の婚活中の男女がお互いに抱く印象を双方から詳しく聞いて、なぜそのような印象を抱いたのか、わたしなりに深く分析を重ねてきました。初対面で、人は、このように感じ、相手の人柄を想像しています。
・笑顔にその人の愛情深さを感じ、
・髪型にその人の色気を感じ、
・服装にその人の明るさを感じます
結婚相手には、やはり、愛情深くて、異性としての色気を感じ、精神的に明るい人を選びたいと誰しも思いますよね、、、。まずは初対面で、恋愛や結婚を意識してもらえるようになるには、「笑顔」「髪のツヤ」「明るい色のファッション」の3大基本要素をしっかり自分のものにしていきましょう!
「自分らしく」を言い訳に手を抜いていないか、改めてチェックしてみてください。
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第2章 外見の準備 その3 愛されオーラをまとう女性になるための見た目改革~ヘアメイク・ファッション~